ビットコインの送金に時間がかかる。
よく言われる送金詰まりというものですね。
以前から、話題になっている送金の問題。
市場が大きくなるにつれて、ビットコインの送金がスムーズに行われないということが増えてきたようにも思います。
11月にも同じようなことがありました。今回12月の送金詰まりの件数は約2倍となっており割と深刻な問題のように思います。
ビットコインの送金は時間がかかる?手数料も高い?
twitterなんかのSNSを見ていると送金が遅いとか、手数料をつけないと永遠に着金しないんじゃないか?という書き込みがあったりします。
取引所からビットコインを送金するときの手数料も値上げしているところが多くなりました。
【お知らせ】
現在ビットコインのネットワークが混雑しており、送金手数料が高騰しております。これに伴い、2017年12月20日15:00頃〜混雑が解消されるまでの間、送金手数料を0.001から0.002へ変更を致します。何卒、宜しくお願い申し上げます。— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) 2017年12月20日
coincheckのtwitterからもやっぱり手数料なしでの送金はかなり時間がかかるというのが想像できますね。
ビットコインの未確認取引(トランザクション)の状況がわかるサイトを見ても、以前よりかなり残っている件数が増えているように思います。
URL:https://blockchain.info/ja/unconfirmed-transactions
画像は12月20日の朝、この時から未確認取引が増えてきたなぁと思いながら眺めていました。この後、未確認取引が30万件程に・・・
ビットコインの送金詰まりは価格にも影響が出る?
記憶に新しい11月12日のビットコインキャッシュの高騰時にもビットコインの送金詰まりがありました。
この時は15万件程度(自分が確認した時の最大)の未確認取引だった記憶がありますが、現状の件数(自分が確認した最大値は29万件)を見ると大したことが無いように思えてしまいます。
11月12日あたりの送金詰まりの時は、ビットコインが大きく値を下げ60万円付近まで下落し、ビットコインキャッシュは32万円(0.5BTC)付近まで高騰しました。
Segwit2Xのハードフォークの話題があったり(結局ハードフォークはしなかった)、マイニングのハッシュレートがビットコインキャッシュに傾いたり、価格に影響がでそうな事が多くあったという印象です。
ビットコインとビットコインキャッシュのハッシュレートを確認できます
URL:https://fork.lol/pow/hashrate
11月中旬は、ビットコインが下がるとビットコインキャッシュが上がる、ビットコインが上がるとビットコインキャッシュが下がる。といった逆相関の関係が印象的でした。
チャートは11月頭の価格からの比較(bitfinex、対USD)
こうして見てみると12月10日くらいから逆相関の関係は薄れてきたように思います。他にもビットコインが急激に上がったイメージがありますが、他のBCH,XRPのほうがパフォーマンスがいいですね。
市場規模が大きくなるにつれて、少しづつ流れが変わって来ているようにも思いますが、ビットコインが元気がないと、他のアルトコインにも影響が出ることが多いので気になるところです。
ビットコインの送金詰まりマイナーには好都合?
取引所が送金手数料を値上げしているという話がありましたが、これは取引所が儲かるという事ではなく、マイナーに支払う手数料という事になります。
当然かもしれませんが、手数料が高いトランザクションが優先してマイニングされるので、手数料が安いものは後回しにされてしまっているというのが、送金詰まり時の大きな問題でもあります。
送金を急ぎたい人は手数料を高く設定する可能性も十分あるので、送金が詰まっている方がマイナーの方たちには嬉しい状況なのかもしれません。
ただ、送金が遅い、手数料が高い、となるとビットコインの魅力が減ってしまうようにも思います。
今後、ライトニングネットワークという技術だったり、Segwit技術だったり、ケーラビリティ問題を解決するための技術も進んでくると思いますので、そちらに期待したいところですね。
まとめ的なもの
11月の送金詰まり時は、解消に向かうにつれてビットコインが高値に向けて上がって行きました。
12月の今回の送金詰まりは解消に向かうにつれて同じことが起こるのかが気なるところ。
もし同じように動くのであれば、投資の指標として使うのもありなのかなと思います。
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