仮想通貨のトレードで最大のリスクは取引所なのかもしれない?

ビットコインやその他の仮想通貨の価格が大きく動く要因、特に下落方向のリスク要因の一つに取引所の発表や、ハッキング等があります。

2018年に入ってから、bitFlyerのBTCFXと現物取引の価格乖離を是正するために導入されたSFDによる価格の下落や、コインチェックのNEM(XEM)のハッキングによる流出事件での価格の下落がありました。

日本国内で、仮想通貨の取引の多くのシェアを占めている、この2社の発表やハッキングなどの事件は、価格の推移を見れば国外にも大きな影響を与えていることがわかります。

ハッキングに関しては不測の事態なので予測のしようがないことですが、bitFlyerのSFDに関する今後の発表には注視しておきたいところです。

bitFlyerのSFDとは?

BTCFXの取引をbitFlyerでやられている方はご存知だと思いますが、一応どんなものか?

bitFlyerのメールより↓

SFD とは、「Swap For Difference」の略称で Lightning FX に適用されます。価格乖離が 10% 以上になった場合には、価格乖離が拡大する方向の約定をされたお客様から約定金額(日本円)に応じた SFD を徴収し、縮小する方向の約定をされたお客様に SFD を付与いたします。
SFD は約定ごとに発生し、ポジションの決済時に清算されます。

例:Lightning FX(最終取引価格:1,725,000 円)が Lightning 現物(BTC/JPY)(最終取引価格:1,500,000 円)対比 15% 高く乖離しているときに Lightning FX で 1 BTC/1,725,000 円(Aさん買い、Bさん売り)の約定が発生した場合の SFD について

計算式:1BTC × 1,725,000 円 × 1.0% = 17,250 円

Aさん:17,250 円を SFD として徴収
Bさん:17,250 円を SFD として付与

*¹「価格乖離 (%)」は以下の式で計算されます。

価格乖離 (%) = (Lightning FX 最終取引価格 ÷ Lightning 現物(BTC/JPY)最終取引価格 − 1)× 100

*² SFD(円)= 取引数量 × Lightning FX 取引価格 × SFD 比率

SFD 比率は下記ご参照ください
価格乖離
SFD 比率
10% 以上 15% 未満 0.5%
15% 以上 20% 未満 1.0%
20% 以上      3.0%

簡単にいうと、価格乖離を広げる注文には手数料がつき、価格乖離を縮める注文にはその手数料が支払われるということですね。

bitFlyerのSFDに関する発表が市場に与える影響

最初に発表があったのは、1月16日の12時半頃


※チャートはbitflyer BTC/JPY 現物

BTCの価格は年初から下落方向ではありましたが、SFDのの導入のアナウンスがあってから、発表時に165万円だった価格は1日も経たないうちに一時102万円まで下落しました。

SFDが導入されたのは2月8日の午前中でした。導入時は大きな混乱もなく価格が推移していきました。

そして、SFD導入後しばらくしてBTCFXと現物の価格乖離が10%、15%、20%の手数料が変化する価格での攻防が起こるようになり、もはやSFDの手数料を取りに行く取引みたいになってしまっていました。

特に価格乖離20%を挟んだ取引は2%(3% -1%)も手数料がつくので単純に価格差2%を取りに行くよりも自動売買のシステムでSFD手数料の2%を取りに行く方が効率がいいのは言うまでもありませんね。

そのほかにも、現物での現引・現渡の手数料が20%ということもあり、大きな金額を動かせる方には価格乖離が20%以上ついていれば、無条件で3%利益が出せる状況になっていたというのもあるのだと思います。ただ、現引・現渡で利益を出すのは少々難しいかもしれません。

例:現物100万円1枚、FXショート120万円ポジション1枚、乖離率20%、SFD手数料3万6千円(3%)、現引・現渡手数料20万円(20%)→差額3万6千円(利益)
(計算間違ってたらすいません・・・)

bitFlyerのFAQより↓

現引・現渡による決済は1回につき1BTC以上100BTC以下に限りお受けしております。
現引・現渡による決済は1週間に1度までとさせていただきます。
ご要望はお問い合わせフォームよりお知らせください。
手数料は当社より手順等詳細のご案内をお送りした日の翌営業日に決まります。
計算日における当社任意時点のLightning FX板の加重平均約定価格 x 建玉数量 x 20%で算出した日本円の金額となります。
なお、現引・現渡申し込み後のキャンセルは承っておりません。

 

また、レバレッジを大きく効かせた取引では、約定後に即証拠金の維持率が足りなくなるなんてことも起こっていたようで、注文時にはSFDの手数料が考慮されていないことは少々問題ではないかと思います。(常に価格が変動しているので調整は難しいのかもしれませんが)

追証と強制ロスカット、bitFlyerの手数料一覧・税より↓

・追証
証拠金維持率が 80% を下回った状態をいいます。 ステータスが追証に該当した場合は、後述の「追証ルール」が適用されます。
・ロスカット
証拠金維持率が 50% を下回った状態をいいます。 ステータスがロスカットに該当した場合は、後述の「ロスカットルール」が適用されます。

 

そして、2月22日18時半頃にSFDの仕様を一部変更するというアナウンスがされました。

この発表後も、1日も経たないうちに10万円以上BTCの価格が下落しています。

このように、取引のルール改正は市場に与える影響が非常に大きいことがわかります。

bitFlyerのBTCFXの値動きは、国内だけでなく国外にも大きな影響があることをしっかり認識したはずなので、安易な仕様変更はやめていただきたいというのが私的な意見です。

まとめ的なもの

今後も、仕様変更のアナウンス次第で価格が大きく下落する可能性があるということを頭の片隅に入れておきたいとことです。

仕様変更のアナウンス→仕様変更したSFDの導入のアナウンスという形で、最低2回はアナウンスがあると思います。

アナウンスの都度、下落に対する警戒が必要になってくるので、bitFlyerからのメールやTwitterでの発表にはしばらく意識しておくことが必要になってきますね。

bitFlyerを使っていない方も、情報を得るのに登録だけはされておくことをオススメします。

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※追記※SFDの一部変更のアナウンス

2月27日15時半頃にSFD一部変更のアナウンスがありました。


↑bitflyer BTC/JPY 現物


↑bitflyer BTC FX

チャートを見ると大きな混乱は起きなかったように思います。

ただ、FXの方は少し反応していますね。チャートは5分足、FXの方は瞬間的に5万円程値を下げました。

その後、値を上げていっています。市場には変更内容が好感を持たれたのかな?と思います。

変更内容はこんな感じ、bitFlyerのメールより↓

乖離方向の決済注文(乖離を縮める方向)にSFDの手数料が付与されなくなった、乖離5%からSFDの手数料が付くようになった、乖離20%以上の手数料が3%→2%に変更の3点が変わったということですかね?

変更は2点と書いてありましたが、3点ですよね・・・

個人的にきになるのは、乖離5%というのは割とすぐついてしまいそうな気がしますが、そこでユーザーが支払ったSFDの手数料はどこへいくのだろうかというのが疑問。

bitFlyerだけが得をするシステムのような気がしてなりません。

現行のSFDのシステムはSNSを見ていても評判が悪く、今回の内容もあまりいいものではないように感じます。

変更された仕様が導入されてからでないと、どうなるのかは想像もできませんが、トレードがしづらいだけのような気がしてなりません。

なんにしても、SFDの問題の他にも、サーバーが重いという問題もありますし、ユーザーが離れていってしまいそうな気もします。

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